2014年10月11日土曜日

紙こより




この紙こよりは、神社寺院寺院の神事祭事に使われたり、身近では七夕の短冊に付けるものとして使われます。
短冊に穴を開けてこよりを通すだけで耳の部分があるのでストッパーとなり固定されます。





この紙こよりを見ているといろんな使い道が見えてきます。
ラッピングの紐変わりにも使えそうです。




同じ和紙の生成りでも若干の色目の違う和紙の重ねに、和紙で出来たこよりで巻くととても上品だと思います。





平面でも立体でも綺麗に巻くことが出来ます。和紙で出来ているので強度はしっかりとあるのに、柔軟に扱うことができます。長さは約30cm、長さが足りないものをラッピングされる時は、ただ差すだけでも美しいと思います。

いろんな使い方を考えるのは楽しいですね。



呉服札も定番として扱っております。











2014年10月9日木曜日

トラネコボンボンの動物



トラネコボンボンの「記憶のモンプチ」という図録が好きです。

トラネコボンボンは旅するレストランと称して女性一人でお料理をつくられています。呼ばれた場所へ飛んで行き腕を振るってお料理をされます、そして動物の絵も描かれます。


「記憶のモンプチ」は、3月11日の震災後にお友達に何か必要なものはないか尋ねたときに、毎日動物の絵を描いて送ってほしいと言われたのが始まりで、約1年9ヶ月分の描き集められた図録です。
ほんの数行ですが動物の絵に添えられている文章が私は好きです。

「オレは今日はなにもしない」
「その猫はしょっちゅう寝ている」
「空からライオンが見える。ライオンは楽しそうにのしのし歩いている」

文章とそこに描かれている動物が気の向くままに、そしてとても気持ちよさそうにしているのが伝わってきます。大きな出来事はそんなにないけど、日常のちょっとしたことに楽しみを見つけられる、そんな気持ちにさせてくれます。


図録の中から約10種類ほど葉書になっています。






動物新聞もあります。
表裏びっしりと動物のことが書かれています、たまに役に立つアメリカの法律とか、軽い人生相談なんかの記事もあります。もしかしたら役に立たないかもしれません、でもちょっと豊かな気持ちになれるのです。
現在1号~9号まで出されています。(10号はいつになるのか未定のようです。)



11月頃には「猫とサーカス」という本も届く予定です。
お楽しみに!!