以前に紹介させていただいた呉服札に新しく柿渋染めのものが入荷しています。
柿渋液の中に含まれている「タンニン」には塗布することで、防水、防虫、防腐、補強の効果が発揮されます。さらに経年変化により色が深くなっていくので紙の表情もとても面白いと思います。
馬渕には呉服札以外にも柿渋紙があります。
こちらは昔使われていた紙なのですが、染めるというより刷毛でさっと引いた感じです。刷毛目の表情がとても美しい紙です。
店頭にある分全て巻皺が強くついていますが、裏打ちするとかなりピンとなります。
馬渕ではノートの表紙、貼箱に使ったりしています。
次の紙は柿渋で2回染めたものです。
こちらは張り合わせの紙を裏にはり、葉書になる予定です。
ちょっとしたことでもひと手間かけるのは楽しいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿