2013年5月4日土曜日

貼箱つくり

今、注文を頂きまして貼箱を作っています。B5サイズとB6サイズ。
ディスプレイ用に使われる箱で、イメージが古い文房具屋さんに積んであるような紙の色が劣化した箱とのことで依頼を受けました。
1mmの板紙ボードと、紙はちょうど経年変化した更紙とダメージのある中国の古い紙があったのでこれを使います。
 
 
 
ですが私はまだまだ貼箱の初心者でして、一から始めることばかりです。
接着に使う膠の濃度や温度の具合、使う紙の収縮率、乾いた時の反り、などなどわからないことだらけでしたが、試作を何度と繰り返しようやく自分で掴めてきたかなという時に貼箱の専門の方とお会いすることができ、いろんな疑問が解決しました。こうなると面白さが増します。
  
 
貼紙は奥が更紙、手前が中国の古い紙です。手前の中国の紙は結構なダメージがあります。自然と経年変化した箱のたたずまいや表情を、これから私がつくる箱で表現するのは難しいかもしれませんがそれに近いものが作れればと思っています。
 
 
 
※上の写真の箱は随分前に試作で作ってみたもので、柿渋で染めた紙を貼った箱です。
細かい出来の良し悪しは別として、この柿渋の紙の魅力が十分に発揮された箱となりました。



明日も明後日も貼箱の制作はまだまだ続きます。
 


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