2013年12月15日日曜日

年末年始営業のお知らせ


誠に勝手ながら年末年始は12/29(日)~1/4(土)までお休みとさせていただきます。
皆様今年も大変お世話になりました。
2014年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。





2013年12月5日木曜日

展示のおしらせ

本日より開催される「advent 四つの灯り」に参加させていただきます。



馬渕ではクリスマスオーナメントとして小さな貼箱をつくり、大きなマツの木に吊るしました。
その他にサイズ違いで実用的に使えそうなサイズもつくり、展示しています。
今回の貼箱に貼った紙は白いものは「名塩和紙」、グレーのものは墨で染められた和紙、ブルーグレーのものは昔の染められていた和紙、と3種類の紙を貼っています。
仕上がった箱はどれも違った表情で、紙のもつ力は凄いと改めて思う瞬間でした。
貼箱の他に葉書などもお持ちしております。


YOSHIE MAKOTO 花・装飾
Rovaniemi       珈琲・お菓子→期間中会場にて移動カフェをされます
十一月         古道具
CONTEXT       陶
馬渕           貼箱・葉書

馬渕以外の上記4店舗では福井あゆみさんが作られるキャンドルがそれぞれのお店の個性にあわせて作られています。
6日(金)、7日(土)は福井さんもこられるそうです。楽しみです。

「advent 四つの灯り」
2013.12.5(木)~12.7(土)
※12.7(土)17:00~20:00までキャンドルナイト

CONTEXT-21.8
札幌市中央区南21条西8丁目2-10
011-512-5960





2013年11月23日土曜日

柿渋で染めた紙

 
 
以前に紹介させていただいた呉服札に新しく柿渋染めのものが入荷しています。
柿渋液の中に含まれている「タンニン」には塗布することで、防水、防虫、防腐、補強の効果が発揮されます。さらに経年変化により色が深くなっていくので紙の表情もとても面白いと思います。
 
 
 
 
馬渕には呉服札以外にも柿渋紙があります。
こちらは昔使われていた紙なのですが、染めるというより刷毛でさっと引いた感じです。刷毛目の表情がとても美しい紙です。
店頭にある分全て巻皺が強くついていますが、裏打ちするとかなりピンとなります。
馬渕ではノートの表紙、貼箱に使ったりしています。
 
                     
 
 
 
 
次の紙は柿渋で2回染めたものです。
こちらは張り合わせの紙を裏にはり、葉書になる予定です。
 
            
 
 
ちょっとしたことでもひと手間かけるのは楽しいです。
 
 
 
 
 

2013年11月22日金曜日

展示のお知らせ

東京のgallery fu do kiにて開催される「カラカラカラ展-北海道のつくり手たち」に参加させて頂きます。
馬渕ではオリジナルの便箋、封筒、ノート、葉書なども紙ものの他、小さな貼箱も展示いたします。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


「カラカラカラ展-北海道のつくり手たち」
2013年11月22日(金)~11月28日(木)
11時~19時(最終日17時)
gallery fu do ki





2013年10月31日木曜日

製本一日体験教室:11月

今月も丸背上製本と和綴じ帳の教室を予定しています。
各日時に関しては以下ご確認くださいませ。

丸背上製本に関しては「糸かがり」ではなく糊で固める「無線綴じ」となります。
和綴じ制作にくらべ細かい工程が多くなりますが、仕上がった姿はかなりの充実感が味わえると思います。


どうぞ宜しくお願い申し上げます。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------
①上製丸背本をつくる一日体験教室















■日 時 :①2013年11月21日(木) 14時00分~16時30分(休憩有)
      :②2013年11月28日(木) 14時00分~16時30分(休憩有)
■場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
■定 員 :4名
■参加費 :3,500円(材料費込)


-----------------------------------------------------------------------------------------------------

②和綴じ帳をつくる一日体験教室

■日 時 :①2013年11月23日(土) 16時30分~19時00分(休憩有)
      :②2013年11月30日(土) 16時30分~19時00分(休憩有)
■場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
■定 員 :4名
■参加費 :2,500円(材料費込)

2013年9月21日土曜日

サッポロペンショーに出店します


9/28(土)~29日(日)にサッポロファクトリーにて開催されるサッポロペンショーでは様々な万年筆や、万年筆に付随するその他の文房具などの展示・販売があります。

馬渕も紙の部門で参加させていただくとこととなりました。
主が万年筆ありきのショーですので、和紙のアイテムが多い馬渕の出店は少し戸惑いましたが、私のように紙は好きだけど万年筆は初心者、そんな方が気軽に万年筆に触れたり、お話を聞けたりするとてもいいイベントだと思っています。
個人的にもとても楽しみです。

そして両日とも に「和綴じの体験教室」を開催させていただくことになりました。

■日 時 :2013年9月28日(土) 13時30分~16時00分
      :2013年9月29日(日) 13時30分~16時00分
■場 所 :サッポロファクトリー内
      (札幌市中央区北2東4)
■定 員 :両日各5名
■参加費 :2,500円(材料費込)
■お問い合わせ:http://show.hoppen.org/order_mabuchi28.html


是非遊びにいらしてください。




呉服札

 
 
呉服札とは反物の耳に通してある値札のことです。
この呉服札は手漉きの和紙を人の手で一枚一枚撚(よ)ってつくられたものです。
一枚もの(和紙一枚の厚さ)なので厚みはありませんが、和紙の自然な柔らかい印象があります。
 
 
上記右の色が焼けた呉服札は随分昔に古道具やさんで見つけたものです。
右のものは和紙ではないこと、経年変化がかなり見られ、こよりの部分はかなりもろくなっています。ですが、この表情はとてもいいです。
 
私は紙の集合体が大すきです。びっしりとこの呉服札2000枚が箱に詰まった姿はとても美しかったです。和紙のいい匂いもしっかりしていました。
 
さて、何に使いましょうか。
いろいろ想像すると楽しいものです。 

2013年9月4日水曜日

製本一日体験教室・9月のご案内

 
 
9月は丸背上製本を作ります。
上製本とは中身となる本文紙を作り、その本文紙を別に仕立てた厚みの表紙でくるんだ仕上げの本のことを指します。丸背とは丸い形の背のことです。見た目が美しく、本の厚さによっては角背よりも形が崩れにくいです。

 
丸背の本をつくるには特殊な道具が必要になりますが、今回はご自宅でも出来るように簡単な方法で作りたいと思います。その為、「糸かがり」ではなく糊で固める「無線綴じ」となります。
花ぎれ、栞ひも、表紙の布はお好きな組み合わせを選んでき頂きます。
 
和綴じ制作にくらべ細かい工程が多くなりますが、仕上がった姿はかなりの充実感が味わえると
思います。

尚、今月の和綴じの体験教室は9/21の他に9/28~29日に開催されるサッポロペンショーでの会場で開催いたしますので、こちらもどうぞ宜しくお願いいたします。
両日とも 13:30〜16:00での開催となります。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

①上製丸背本をつくる一日体験教室

日 時 :2013年9月20日(金) 14時00分~16時30分(休憩有)
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :4名
参加費 :3,500円(材料費込)


-----------------------------------------------------------------------------------------------------

②和綴じ帳をつくる一日体験教室

■日 時 :2013年9月21日(土) 16時30分~19時00分(休憩有)
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
 定 員 :4名
 参加費 :2,500円(材料費込)


■日 時 :2013年9月28日(土) 13時30分~16時00分
      :2013年9月29日(日) 13時30分~16時00分
場 所 :サッポロファクトリー内
      (札幌市中央区北2東4)
 定 員 :両日各5名
 参加費 :2,500円(材料費込)




2013年8月31日土曜日

便箋と封筒



オリジナルの封筒が新しく仕上がりました。
当初よりオリジナルで作っていたB5、B6サイズの便箋を折りたたんでちょうどよいサイズとなります。際に黒いラインがありますが極々細いので野暮ったくなくて上品な表情になっています。
 
 
 
 
使っている紙は表面が網目になっているエンボスタイプの薄手を選びました。
激しいエンボスではないので表面の書き味は滑らかです。
 
 
 
 
 
通常、封筒には四六判で70~100kgの厚さの紙を使うのが一般ですが、今回は55kgの紙を使っています。裏面にはグレーの色で刷っているので、中身が封筒の表に透けて見えてしまう心配はありません。
 
 
 
 
長らく欠品していたB6サイズの便箋も入荷しました。
※今回より紙の薄さが少し厚手の紙に変更になっています。

 
 
やっぱり私は走り書きでもメモ書きでも、人の書く「字」が好きだなと思ってしまいます。
 
 
■お知らせ■
サッポロペンショーに出展いたします。
9月28日(土)~29日(日)
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
※実店舗は店主不在ではありますが開けております。






2013年8月9日金曜日

名札

 
 
名札が見つかりました。
 
「國民學校」と書かれているので調べたところ、1941年から廃止される1947年までの6年間の間に支給されていたもののようです。
 
圧縮された約2mmの厚さの板紙で、色はえんじ色。
両端に穴が空いてるので裏の無地面に何か書いて釘でうっても良さそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年8月3日土曜日

8月の夏季休業のお知らせ


8月は定休日を含む12日~16日の間が休業となりまのでお間違いのないよう
お願い申しあげます。
※尚、1階の「FAB cafe」、お隣の「古道具十一月」も同じ期間での夏季休業となります。

ご迷惑おかけいたします。


12日(月)定休日
13日(火)定休日
14日(水)休業
15日(木)休業
16日(金)休業
17日(土)通常営業
18日(日)通常営業



和綴じ帳をつくる一日体験教室・8月のご案内

8月の本づくりの体験教室の日程が決まりましたのでお知らせさせていただきます。
今月も2回の開催となります。

内容は引き続き「和綴じ帳」となり、和本仕立ての代表となる袋綴(ふくろとじ)と呼ばれるもので、基本となる「四つ目綴」という綴じ方で和綴じ帳をつくります。

前回のお知らせで、8月からは角背上製本、もしくは丸背上製本で開催予定と告知しておりましたが、いろいろと工程に変更があり今月の開催が難しくなってしまいました。
楽しみにされていた方にはご迷惑おかけいたします。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

和綴じ帳をつくる一日体験教室

日 時 :①2013年8月24日(土) 16時30分~19時30分(休憩有)
     :②2013年8月31日(土) 16時30分~19時30分(休憩有)
 
     
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :4名
参加費 :2,500円(材料費込)

2013年7月27日土曜日

かみ添さんの紙

 

かみ添」さんは京都・西陣で工房を構えておられます。
「型押し」と呼ばれる印刷技術で、版木を使い手摺りで模様を紙に写します。それらの紙は襖や壁などに張られています。

馬渕では同じ技法で作られた便箋や葉書、熨斗袋などをお取扱いさせていただいてます。

 
 
 
 
かみ添さんは紙を染める段階から模様をのせるまで全て手作業でされています。
和紙は生きていますので、和紙の具合、絵の具の具合、湿気の具合など、全てのバランスを考えながらの作業は和紙を知りつくしていないと出来ない作業のようです。



染められた紙に模様をのせると模様の部分がこんもりと立体的に見えてきます。この感じがしっとりとしててとても美しいと思います。
華やかも美しいですが、私はかみ添さんのこのくらい静かな感じが大好きです。

そして、ここの職人の嘉戸さんは紙が本当に大好きな方です。
お会いする機会は減ってしまいましたが、もっといろんな紙のお話しをしたいと最近思います。

それまでにもっと勉強しておきます。



■お取扱い商品■
便箋セット、木版摺葉書、熨斗袋、ぽち袋、二つ折りカード




2013年7月3日水曜日

本づくりの体験教室・7月のご案内

7月の本づくりの体験教室の日程が決まりましたのでお知らせさせていただきます。
今月も2回の開催となります。

内容は引き続き「和綴じ帳」となり、和本仕立ての代表となる袋綴(ふくろとじ)と呼ばれるもので、基本となる「四つ目綴」という綴じ方で和綴じ帳をつくります。

8月からは角背上製本、もしくは丸背上製本で開催したいと思います。

どうぞ宜しくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

和綴じ帳をつくる一日体験教室

日 時 :①2013年7月27日(土) 16時30分~19時30分(休憩有)
 
     
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :4名
参加費 :2,500円(材料費込)

2013年6月16日日曜日

佐藤さんの和紙

 

 愛知県で紙漉きをされてる佐藤友康さんの工房を訪ねました。
佐藤さんの和紙は、なにかこう寄せつけないほどの静かなかんじで、でも一度紙を触ると柔らかくて、穏やかで、なめらかで、ずっと触っていたくなるようなとても気持ちが良くなる和紙だと私は感じています。
 
紙漉きをされて40年、ほとんどの紙漉きの方が機械を使う工程でも佐藤さんは全て手作業という、とても時間のかかる昔からのやり方で紙漉きをされ、1000年先にも残る和紙づくりをされておられます。その和紙は販売はされていませんが、修復の紙に使われたり、国体の表彰状を漉かれたり、作品を作られる方に送られたり、佐藤さんの和紙は本当に必要とされる場所で使われています。
 
本気で和紙と向き合われてる佐藤さんがボソッと「わら半紙好きです」と言われました。パルプ入りの紙、加工された紙でもそれぞれにきちんと用途があるので、それはそれでいい紙ですと言われ、その途端、私はさらに佐藤さんが大好きになってしまいました。
本当に「紙」がお好きなのだなと感じた瞬間です。
 
工房では佐藤さんの漉かれた沢山の和紙、漉き場、和紙を使ったいろんな方の作品、佐藤さんが集めておられる骨董品、民芸のものなどを惜しみなく見せて頂き、もう楽しくて楽しくて時間はあっという間に過ぎました。中でも20年前から続けていらっしゃる佐藤さんの和紙だけを綴じた見本帳は圧巻でした。
 
写真を撮ってもいいですよと言われたのに、カメラで撮ってる時間よりも紙に触りたい、見たい気持ちのほうが強く、一枚も写真を撮ることなく工房を後にしてしまいました、、
 
以下の写真は佐藤さんに頂いたなんだか面白い表情をした和紙です。
紙が好きな方に漉いてもらった紙はどんなに綺麗なんだろうかと惚れ惚れしながら毎日見てしまいます。尊敬します。
 
 
和紙の原料
 
落水紙
 
 
  
針金に和紙の繊維が付いています、夕方になると影が壁に移りとても美しいです




2013年6月6日木曜日

夢の文房具店

現在小樽文学館で開催中の「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム展」を見てきました。
というのも、お隣の古道具十一月さんがその中で瀧口修造「夢の文房具店」の設営をされたので、どうしても見ておきたく行ってきました。(以前のブログで紹介させていただいた古い紙を使った貼箱も、この夢の文房具店のディスプレイ用のものです)

とても素敵でした。
本当に昔にこんな文房具店があったのではないかという錯覚、あったらどんなにいいだろうか、、いろんな想像をしながらしばらくそこから離れられずにいました。
この空気感は是非実際に見られたほうがいいのではないかと思いました。


本題の「瀧口修造」も「シュルレアリスム」についても実のところ私は全くの無知でしたが、運のいいことに解説の方の話を聞きながら見ることができたので、とても興味深いものがありました。ただ、どちらも理解するとなると私にはとても難しすぎましたが、、


「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム展」
小樽文学館にて 6/30まで

2013年6月5日水曜日

本づくりの体験教室・6月のご案内

6月の本づくりの体験教室の日程が決まりましたのでお知らせさせていただきます。
今月は2回の開催となります。

内容は引き続き「和綴じ帳」となり、和本仕立ての代表となる袋綴(ふくろとじ)と呼ばれるもので、基本となる「四つ目綴」という綴じ方で和綴じ帳をつくります。
この「四つ目綴」を覚えてしまえば下の写真のように「亀甲綴じ」「康煕綴じ」「麻の葉綴じ」と簡単に応用がききます。
 
 


どうぞ宜しくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

和綴じ帳をつくる一日体験教室

日 時 :①2013年6月22日(土) 16時30分~19時30分(休憩有)
     :②2013年6月29日(土) 16時30分~19時30分(休憩有)
 
     
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :4名
参加費 :2,500円(材料費込)

2013年5月22日水曜日

イベント参加のご案内

5月24日から始まる「LOPPIS」に当店は初日の24日(金)のみ参加させていただきます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


------------------------------------------------------------------------------------------------
インテリア雑貨とカフェの週末マーケット
LOPPIS Vol.5 - SPRING & SUMMER

2013年5月24日(金)- 26日(日)
 11:00~19:00
岩佐ビル:札幌市中央区北3条東5丁目5番地

2013年5月4日土曜日

貼箱つくり

今、注文を頂きまして貼箱を作っています。B5サイズとB6サイズ。
ディスプレイ用に使われる箱で、イメージが古い文房具屋さんに積んであるような紙の色が劣化した箱とのことで依頼を受けました。
1mmの板紙ボードと、紙はちょうど経年変化した更紙とダメージのある中国の古い紙があったのでこれを使います。
 
 
 
ですが私はまだまだ貼箱の初心者でして、一から始めることばかりです。
接着に使う膠の濃度や温度の具合、使う紙の収縮率、乾いた時の反り、などなどわからないことだらけでしたが、試作を何度と繰り返しようやく自分で掴めてきたかなという時に貼箱の専門の方とお会いすることができ、いろんな疑問が解決しました。こうなると面白さが増します。
  
 
貼紙は奥が更紙、手前が中国の古い紙です。手前の中国の紙は結構なダメージがあります。自然と経年変化した箱のたたずまいや表情を、これから私がつくる箱で表現するのは難しいかもしれませんがそれに近いものが作れればと思っています。
 
 
 
※上の写真の箱は随分前に試作で作ってみたもので、柿渋で染めた紙を貼った箱です。
細かい出来の良し悪しは別として、この柿渋の紙の魅力が十分に発揮された箱となりました。



明日も明後日も貼箱の制作はまだまだ続きます。
 


2013年5月1日水曜日

本づくりの体験教室・5月のご案内

5月の本づくりの体験教室の日程が決まりましたのでお知らせさせていただきます。
今月は1回の開催となります。

内容は引き続き「和綴じ帳」となり、和本仕立ての代表となる袋綴(ふくろとじ)と呼ばれるもので、基本となる「四つ目綴」という綴じ方で和綴じ帳をつくります。

どうぞ宜しくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

和綴じ帳をつくる一日体験教室

日 時 :2013年5月25日(土) 17時~19時30分(休憩有)
     
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :4名
参加費 :2,500円
持ち物 :鉛筆、消しゴム、カッター(あれば)

お申込み・お問合わせ
紙の店 馬渕
電話:011-251-7751
info@mabuchi2509.com

2013年4月21日日曜日

ホームページが出来ました

ホームページが出来ましたのでご案内させていただきます。
http://mabuchi2509.com/

「お知らせ」という項目がブログのようなもので、体験教室などの告知もこちらに載せていきます。
ツイッター(紙の店馬渕 mabu0126)では入荷情報や急なお知らせなどを告知しています。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2013年4月14日日曜日

古い紙の包



この古い紙の包み、姿が美しくて紐が解けないでいました。

紙が好きな友人達とその包を囲んでは、そろそろ開けるか、いやもう少しまだだ、などと言いながら数か月経ち、開封日は突然やってきて「今日開けちゃう??」と意外とあっさりとその日を迎えました。(一人の友人は開封時にはワインの解禁日みたく盛大にやろうと言っていたのです、愉快な人です)

開封時は各自カメラでいろんな角度から写真を撮っていて、その光景がなんだか異様でしたが、こんなことでも楽しめる人たちが周りにいるのは嬉しいなと思ってしまいました。

 
中から出てきた紙は社名入りの紙でした。
包みの内側に「タイプ用 線入り半紙」と書かれています。
チリなどがたくさん入った安価な紙のようで、保存状況が悪かったのか原料のせいか経年変化によるシミが多く見られます。
こんなシミなどは私には全く問題ないのですが、社名が入っていなければ更によしだったなーと思ってしまいます。
ただ、このブルーの枠の感じにタイプで打った文字が入ることなど想像するととても素敵だなと思うのです。
そして、私ならこんな紙で、こんな枠で、サイズ感はなどとオリジナルでつくりたい便箋の想像がふくらみます。


 
 
 

2013年4月6日土曜日

Tomoko Terashitaのポスター


ともこさんは真っ白い紙に鉛筆の線で描くことが大好きで、誰にも読めない文字のような絵のようなものを描かれています。この線の感じが好きです。強すぎなくて、迷いながらもきちんと何かを主張してるような気が私はします。


右側の黄色く色が変わってしまったほうは西陽の当たる壁に7年くらいずっと貼ってあった為の経年変化によるものです。元は左のように真っ白い紙だったのです。
このポスターが私のもとに来たときから、この絵は今後どんな形としてか解らないけど、自分の向く方向とともに動いていくような気がすると漠然と思っていました。
去年、自分のお店を始めると決めた時にはなによりもともこさんに直ぐ連絡をとり、作品を自分のお店に置きたい事や、自分の想いやお願いをしました。
これがいろんなことのはじまりでした。

そして作品もそうだけど、ともこさんという人がやっぱり好きです。こんな私の一方的なお願いも快く引き受けてくださいました。今はアメリカで育児をしながら制作されています。
久しぶりのともこさんの個展が「馬渕」でできるよう、今から私はとても楽しみです。



Tomoko Terashita
ポスター   2,500円
ポストカード  150円





2013年3月28日木曜日

布の道具 キクチジュンコ柿渋染め展

お隣の古道具十一月さんにて、明日より3日間「布の道具 キクチジュンコ柿渋染め展」が始まります。
キクチさんは毎回鞄がメインで展示会をされていましたが、今回は布の道具ということで作業着、風呂敷、紐など柿渋で染められた様々な布が並びます。





今回の展示で馬渕では、染め上げた柿渋の布でノートを作らさせていただきました。
大中小と3サイズ、柿渋の色も濃淡様々で表情がとても豊かです。

どうぞご覧くださいませ。


布の道具 キクチジュンコ柿渋染め展
3月29日(金)~31日(日) 12時から19時まで
古道具十一月にて(南2西8 FAB cafe 2階)

2013年3月16日土曜日

紙の袋

紙の店 馬渕では職人さんがつくられた和紙などの他に、
オリジナルでつくっている紙のものもございます。
 
下の原版は昭和52年頃の中学校あたりの社会の資料のようなもので(推測すると)、
農産物や産業、人の分布図、地図など全て栃木県の内容のものです。
 
 
これにインクをのせて薄い紙にバレンで摺ってみると、細く美しい線が表れました。
地図やグラフはそのままでも美しいのですが少し角度をかえてみると全く違った模様に見えて、新たな発見がありました。
 
 
 
 
 
----------------------------------------------------------
紙の店 馬渕  
       
札幌市中央区南2条西8丁目5-4 2階
011-251-7751
12時~19時
定休日 月・火曜日
 

2013年3月8日金曜日

本づくりの体験教室:3月のご案内

3月の本づくりの体験教室の日程が決まりましたのでお知らせさせていただきます。
今月は2回の開催となります。

内容は前回と同じ「和綴じ帳」となり、和本仕立ての代表となる袋綴(ふくろとじ)と呼ばれるもので、基本となる「四つ目綴」という綴じ方で和綴じ帳をつくります。

前回の体験教室のレポートなどさせていただこうと思っていましたが、第一回目ということで余裕なく必死の2時間となりました。改善する点などが見え、第一回目の参加者さんには感謝いたします。

その参加者さんのお一人がその後もご自宅で作り続けておられ、その都度不明な点を聞きに来てくださったり、材料となる本文紙を購入にこられています。
そんな風にこの体験教室がちょっとしたきっかけになってくれれば私ははとても嬉しく思います。

どうぞ宜しくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

和綴じ帳をつくる一日体験教室

日 時 :①2013年3月16日(土) 17時~19時30分(休憩有)
     :②2013年3月23日(土) 17時~19時30分(休憩有)
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :5名
参加費 :2,500円
持ち物 :鉛筆、消しゴム、カッター(あれば)

お申込み・お問合わせ
紙の店 馬渕
電話:011-251-7751
info@mabuchi2509.com

2013年2月15日金曜日

本づくりの体験教室のご案内

 



「紙の店 馬渕」では、丸背上製仕上げのノートや、和綴じ帳なども扱っています。

「製本」をされる方には邪道ではありますが、「好きな紙でノートをつくりたい」というきっかけから
私は製本を勉強しました。
日本人の先生にはびっくりするほど細かい作業法を学び、フィンランド人の先生からは大雑把だけど柔軟で効率のよい作業法を学びました。
二人の先生の教えは今とても身になっています。

今回は和本仕立ての代表となる袋綴(ふくろとじ)と呼ばれるもので、
基本となる「四つ目綴」という綴じ方で和綴じ帳をつくります。

材料、道具など身近にあるもので間にあいますし、短時間で仕上げることができるので、
つくり方を覚えておくと気軽にご自宅でもつくることができます。

2月開催の告知が遅くなりましたが今後も続けてまいりますので、
その都度告知させていただきます。

和本以外にも洋本の仕立てなども開催予定です。

どうぞ宜しくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------

和綴じ帳をつくる一日体験教室

日 時 :2013年2月23日(土) 17時~19時(休憩有)
場 所 :紙の店 馬渕
      (札幌市中央区南2西8 FAB cafe 2階)
定 員 :5名
参加費 :2,500円
持ち物 :鉛筆、消しゴム、カッター(あれば)

お申込み・お問合わせ
紙の店 馬渕
電話:011-251-7751
info@mabuchi2509.com

    

ご挨拶

札幌にて主に書くことに重きを置いた紙ものを扱っております。
 
お取扱いしている紙は和紙、素材となる紙、古い紙、ノート、ポスター、はがき、便箋、封筒などです。
「さわり心地のよい紙」を基準に選び、集めました。
 
和紙に関しては華やかではないけれど一枚一枚丁寧につくられ、静かでとても美しい紙です。
つくられている方々の姿勢がそのままでているようです。

そして「さわり心地のよい紙」の中にはチープな紙もあり、素材として使っていただけると思います。
 
どんな方でも紙には毎日意識せずに触れています。
そのほんの少しの時間でも、紙と向き合える時間が持てれば私は幸せだと思っています。
そして、一枚でもお気に入りの紙を見つけてもらえればと思います。
 
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
----------------------------------------------------------
紙の店 馬渕  
       
札幌市中央区南2条西8丁目5-4 2階
011-251-7751
 
12時~19時
定休日 月・火曜日